「行動をイメージさせるフォローを」:21年11月16日号掲載コラム
コーチングセミナーのあと、参加者全員に「あなたは何を具体的に行動に移しますか?」という質問を必ずします。そして、よく返ってくる答えが「部下とのコミュニケーションを円滑に進められるよう頑張ります」といった抽象的なコメントです。 確かに方向性は素晴らしいと思いますが、この決意はまだまだ具体的ではありません。なぜなら、実際にその決意を実行している姿が頭の中にはっきりとイメージができにくいからです。 そして、それは部下の行動を確認するときも同様です。「どこでする?」「いつする?」「それを実行したことを何から判断すればいい?」等の質問で、部下が行動をより鮮明にイメージできるようフォローしていくのも上司の大切な役目です。