目的地まで行って、その帰り道。行きの時間よりも帰りの時間の方が早く感じたという経験をした方は多いのではないでしょうか?
これは人間の時間感覚が、元々短く見積もるという習性から来ているものなのですが、出発前は目的地までの所要時間を無意識に早めで予想してしまうため、結果的に思ったより時間がか
かったと相対的に脳が判断するところによります。
一方で帰りは、行きの「時間が結構 かかった」という感覚が残っている為、逆に相対的に「早く帰れた」という感覚になるからなのだそうです。
この現象を「リターン・トリップ・エフェクト」と言いますが、このように同じ時間でも、比較の対象によって全然違った長さに感じるという事を覚えておきましょう。 |