毎朝廊下の雑巾がけをさせられていた弟子っ子修行時代まだ10代の“明石家さんま”に、ある冬の朝、松之助師匠が「なあ、そんなことして楽しいか?」と聞いてきました。
それに対して、さんまは「いいえ」と答えたのですが、普通なら“なら、やめてしまえ”とか“そう言わず我慢してやりなさい”と返されるところですが、返って来た師匠の言葉は「じゃあ、どうすれば楽しくなるか考えな」だったそうです。それでさんまは、どうしたら雑巾がけが楽しくなるか必死で考えて、そのうちに雑巾がけが苦痛ではなくなったという話でした。
普段の生活でも単調で退屈な事も多々あります。しかしそんなことも知恵の出し方一つで、楽しくもなり、幸せを感じる事もできるのです。 |