ある大手企業の副社長さんと、コーチングについて話しをしました。
その副社長さん、部下から報告を受けていた時、以前自分が部下にアドバイスしたはずのアイディアを、さも部下自身が発案したかのように話をしてくるのを聞いて、思わず「それ、私が言った事だ!」と、言ってしまいそうになったそうです。
でも、部下が自分で答をみつけた、と錯覚しているなら、そのほうが、より自発的な行動が促進されると思い、結果的には「すごいな!君は」と言葉をかけたそうです。
私は、この副社長さんは素晴らしくコーチャブルな考え方をもった経営者だなと感心しました。
部下の成功錯覚を台無しにしない。リーダーにはそんな度量の大きさも必要だと思います。
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