「 質問を拷問にしないために 」:21年6月29日号掲載コラム
コーチングとは質問をすればいいのだと思い、部下にどんどん質問を投げかける方がいます。 確かに自発的な行動を促進させるという点ではそれも正解ではありますが、部下はあなたからの質問を“訊問”や“詰問”または“拷問”と思ったりしてないでしょうか? 質問をしていくとき、最初に大切な事は「どんな質問をしたか」よりも実は、「誰に質問されたか」だったりします。 信頼している上司からの質問を部下は素直に受け入れますが、そうでない場合は、はたして、どうでしょうか・・・。 気の利いた質問を考えることより先に、部下との信頼関係=ラポールを築いていけるよう、普段から部下を観察し、承認している姿勢を持ち続けていることが大切です。