「 コーチングとティーチング 」:21年10月19日号掲載コラム
コーチングで部下から答えを引き出すために、ティーチングしてはいけないと思われている上司の方がおられますが、それは間違いです。部下の立場やレベル、スキルに応じて、当然ティーチングが必要なときもあります。例えば、基本的な仕事の流れを理解していない新入社員に「君はどう思う?」を連発しても、部下のモチベーションは全然上がらないでしょう。 それとは逆に、ついティーチングばかりしてしまうという上司の方も多いと思います。そのような上司の方は、コーチがよく使うセットアップのフレーズ「一緒に考えてみようか」を使ってみるのも効果的です。 コーチングもティーチングも、使い分け、要は“バランスが大切”ということだと思います。