「 主語を“私”で伝えてみる 」:Vol.47 平成22年3月22日号掲載コラム
例えば、ある野球少年に対し「君はすごいな!」と2人の男性が褒めたとします。一人は野球ど素人。そしてもう一人はあのイチロー選手。さて、この野球少年、どちらに褒められる方が、より一層ヤル気になるでしょう・・・。 ほとんどの野球少年はイチロー選手と答えるでしょうが、それはなぜでしょうか? 「君はすごい!」という言い方は主語が“あなた”の「YOUメッセージ」。評価が入ったこのメッセージはお互いの信頼関係が強ければ強いほど、その効果を発揮します。 逆に、相手とまだ信頼関係ができていない場合は、「Iメッセージ」の方が有効です。主語を“私”にして、「私は〜と思う」と、自分がこう思ったという主観的事実のみを相手に伝えてみましょう。