「“あるもの”に目を向ける 」:Vol.51 平成22年5月24日号掲載コラム
部下のここが悪い、あそこを直さないとダメだ、など管理する立場のものにとっては、どうしても部下の欠点や、出来ていないところに目がいってしまうものです。 成長のため当然部下の足らないところに着目しそれを指摘することで部下のヤル気を引き出す事もあると思います。ただ、いつも足らない所に目を向けられている部下は、果たして上司からの信頼や感謝の気持ちを感じたりするでしょうか。
人が物事に感謝できない時は決まって、“ないもの”に意識が当たっている時。延々と“ないもの”の事ばかり考えている上司から部下に対する感謝は永久に伝わりません。 部下を変えることばかり考えるのではなく、あなた自身の視点を、ないものから、あるものに変えてみましょう。