「 “やる気の玉”の渡し方 」:Vol.54 平成22年7月5日号掲載コラム
「否定はダメ。承認が大切」と聞いて、何でも部下に迎合する上司の方がおられます。例えば部下の「絶対無理だと思います」という意思表示に対し、「そうだな。やっぱり無理だよな」と部下と同化してしまうパターン。確かに承認は大切ですが、同化では部下の成長を阻害していると言われても仕方ありません。 部下のやる気を引き出す為にまずは承認で部下との間に「信頼の架け橋」を架けましょう。それから、その橋の上に“やる気の玉”を転がして渡してあげるイメージです。 「確かに君の言う通り、この仕事は難しいと思う。でも強いて挙げるなら、君はまず何から取りかかれるかな?」 まず「信頼の架け橋」を架ける為の承認。そして、その後で“やる気の玉”です。