「質問メドレーに要注意 」:Vol.56 平成22年8月2日号掲載コラム
「この案どう思う?」と上司から聞かれ、部下が考えている先から「得意先にどう説明する?」と質問が変わり、その質問に対し部下が考え出すや否や「いつ説明したらいいかな?」と更に質問が変わってしまう。そんな風に質問されると、部下の中には答えたくても答えられないモヤモヤだけが残ってしまいます。 コーチングで重要視される「質問する」ということは、相手の自発的行動を促進させるために非常に有効な手段です。しかし、だからといって次から次へと質問メドレーで畳み掛けて、相手を混乱させてしまったのでは、かえってそれは逆効果と言えます。 一つ質問したら、自分の中で勝手に答えを出して先走りせず、相手の答えをしっかり待つことを心掛けましょう。