「“あたり前”を疑ってみる 」:Vol.58 平成22年9月13日号掲載コラム
先日オーストラリアに行っていた息子がお土産で世界地図を買ってきてくれました。 オーストラリアの世界地図は南半球が上になるため、私たちが普段見慣れている世界地図とは上下が逆になっています。同じ世界地図なのに海が広く見えたり、日本も小さく見えたりと、見る向きを変えるだけで全然違って見えるのも不思議なものです。 そもそも世界地図で北を上に決めたのも誰かが決めた事。それがいつの間にか私達の“あたり前”になってしまいました。 考えてみると仕事の上でも“あたり前”と思って、やり過ごしている事は意外に多いと思います。たまには逆方向から“あたり前”を疑ってみる事で、今まで見えていなかった大切なものが見えてくる事があるかもしれません。