「部下を許すという自分を許す」:Vol.61 平成22年10月25日号掲載コラム
大切な仕事を任せたのに失敗してしまった部下に対して「許せない」と思う気持ちもあるでしょう。もちろん反省や改善は必要ですが、いつまでも過去の部下の失敗を「許せない」と引きずっていたのでは、何の発展性もありません。そんな時は部下の失敗を許し受け入れ、一刻も早く未来の生産的な仕事に意識を向けていくことが必要です。 部下を許す事は、実は自分を許す事です。あなたの思った通り動けなかった部下に対してあなたが「妥協する自分」を許せなければ、いつまで経ってもあなたは部下を許すことができないでしょう。 怒りや憎しみから前向きなエネルギーは生まれてきません。生産性を上げる為に、部下を許す事と同時に、自分を許す事も考えてみましょう。