「 “Why”ではなく、“How”で訊く 」:Vol.63 平成22年11月22日号掲載コラム
質問されることで、人間の頭の中には空白が生まれ、その空白を埋める為に、人は一生懸命考える様になります。それが相手の自発的な行動を促進させるためのコーチングの考え方のひとつですが、実は質問も訊き方をあやまると、かえって相手のモチベーションを下げてしまう結果になってしまうこともあります。 例えば“Why”という質問。この“なぜ”という質問は、「なぜ、できないんだ」などと悪い事を問い正す時によく使われる質問スタイルで、訊かれる方は、ついマイナスイメージを考えてしまいます。 それに対し、プラスイメージで考えてもらう質問としては“How”が効果的です。「どうすれば、出来る?」が相手の成功イメージを喚起させ行動を促進していきます。