「 あえて部下に使われてみる 」:Vol.64 平成22年12月06日号掲載コラム
「指導されるのが嫌だ」と言ってコーチングを拒む方の多くが「コーチ=指導者」と思っているようですが、コーチはクライアントの目標を達成させるためのサポート役。あくまでも主役はクライアントになりますので、コーチはいわゆるクライアントに使われている立場と言えます。 コーチングを習得したいと言う管理職の方の中には部下をいかにコントロールするかという事を考えている方も多くいますが、そもそもコーチングの特性で考えると、コーチである上司は部下に活用されてこそ部下の目標達成のサポートができるというもの。 上司は、コーチである自分を指導者だと思い込まず、あえて部下に使われてみようというスタンスで臨んでみることも必要かもしれません。