「 褒め続けるチカラ 」:Vol.73 平成23年5月9日号掲載コラム
「褒める」ことが効果的と聞いて、早速部下の長所を褒めてみたものの、一向に部下の行動に変化を感じることができず「褒めた分損した」と途中であきらめてしまう方も多いかもしれません。そんなことが続くと、今度は「これだけ褒めているのに、なぜコイツはわからないんだ!」と逆に部下を否定的に見てしまい、ちょっとしたことで反対に「叱り」つけたりするようになってしまいます。 「叱る」ということは痛みを伴い、確かに部下の即行動につながります。しかし、安定した持続性がある行動につながるのは、やはり快楽を伴う「褒める」という行為。あきらめずに部下を信じて褒め続けていれば、それがチカラとなり、やがて大きなうねりを創り出していきます。