「 “くぼみ”の水 」:Vol.79 平成23年8月1日号掲載コラム
水が“くぼみ”に向かって流れていくのと同じように、情報や人も、余裕のあるところに向かって流れていくという事はよく言われます。逆に常に“いっぱい、いっぱい”の状況では、せっかく良い人や良い情報に巡り逢っていたとしても、それを生かせず、むしろそのこと自身に気づくことさえなく通り過ぎてしまうこともあります。 水で満たされた“くぼみ”に、新たな水を注ぎ込むための方法は二つ。一つは“くぼみ”自身を大きくすること。そしてもう一つは、前からあった水を捨てることです。 “くぼみ”と同じように人間が持っているエネルギーにも当然限界があります。 何かを「始める」ために、何かを「やめる」ことも考えてみましょう。